2018.04.16
DOXでは、国際公認血統証明書を無料で添付し、生後65日以降の子犬をお渡ししています。
この頃、病気に対する親の免疫が切れる頃です。第1回目の8〜9種混合ワクチンを接種、駆虫薬を14日かけて投与します。駆虫薬の投与も、子犬には特に重要です。
その後30日目の2回目の8〜9種混合ワクチン接種を終えるまで、散歩はもちろん、他の犬への接触や、屋外の地面に下ろすことは絶対に避けてください。
また、生後91日以上を迎えた頃に狂犬病ワクチンを接種し、同時に役所へ登録します。
蚊の発生する季節にはフィラリア予防薬の投与も任意で必要となります(お勧めは5月〜1月)。
子犬を迎える場合、ワクチンの接種が必要なことは多くの方がご存知ですが、その理由と正しい接種時期をご理解している方は意外と少ないようです。8〜9種混合ワクチンとは、犬ジステンパー・犬アデノウイルスI型・アデノウイルスⅡ型・犬パラインフルエンザ・犬パルボウイルス感染症・犬レプトスピラ病・犬コロナウイルスなど、感染すると命のかかわる恐ろしい病気の予防ワクチンです。
子犬は、母親からの初乳を介して免疫を譲り受けます。この移行抗体は一時的なもので、徐々に効果はなくなります。つまり、移行抗体の効力が切れる時期が最も感染しやすく危険な時期といえます。この時期が一般的に40~50日とされていますが、母親の免疫が少しでも残っているとワクチンを接種しても充分な免疫効果を得ることができません。そのため、より確実な免疫効果を得るため、1回目の接種の30日後に2回目の混合ワクチン接種を行います。さらに30日後、3回目のワクチン接種を行う方もおり、2回か3回かは飼い主の判断にお任せしています。DOXのパピーは親犬と生後2ヶ月まで生活していてすでに抗体が出来ているので、ワクチン接種は2回で終わりです。
さらに毎年1度だけ、同じワクチンの接種を受けられる方もおり、こちらも飼い主の任意になります。犬の生年月日から接種の日程を計画なさり、獣医師と相談のうえワクチン接種を受けてください。なお、接種当日は静かな環境で過ごせるようご注意ください。
愛犬の死因のトップがフィラリア症です。この寄生虫は蚊が媒介し、心臓に住みついて障害を起こす細長い虫です。イタグレのような小型犬は心臓も小さいので少数寄生でも重い障害を起こします。ただし、予防薬とはいえ、感染自体を防ぐことはできず、蚊から感染した幼虫が心臓にたどり着くまでに完全に殺すタイプの薬です。蚊の発生する期間は1ヶ月に1度の投薬ですが、蚊がいなくなったと思っても、幼虫が感染している場合があるので1ヶ月は引き続き投薬したほうが安全です。